8.30.2006

長井湯治場案内

あっという間に十四日経って、
無事最短日程での教習所卒業を果たしました。

さて、長井自動車学校の特典の一つは、
徒歩五分の温泉「卯ノ花温泉・はぎ乃湯」割引入湯券。
1回400円のところ、半額の200円で買えます。
これはお得と、まとめ買いをして、通しで8回行きました。

ナトリウム系の温泉で、内湯と、露天が2つ。
露天の片方は「黒獅子風呂」と名付けられた、
「おしっさま」を象った黒い石造りの小さなかけ流し。
それぞれ温度が違って、露天の方は比較的温度が低め。
縁石に腰かけて、半身浴で何十分も居られます。

長井、白鷹の教習生も多い(宿舎からも10分かからずに行ける)が
やはり主な利用者は地元・山形の人々。
親子連れ率は非常に高く(特になぜか父娘連れの多い殿湯)、
元気な子どもの笑い声と、老人の訛りの強い方言が響く。
(濁点の極めて多い山形弁には「ね」に点点、という音が存在します)

幹線からも離れた温泉に聴こえてくるのは、
蝉の泣き声と、近くをまれに通る山形鉄道「フラワー長井線」の
列車が鉄橋を渡る、ガタンゴトン。
静かな秘境の趣です。


はぎ乃湯のウリは、追加600円を払って入る、岩盤浴。
微量の放射能を浴びて代謝を活性化させるとか。
複数教習で一緒だった18の女の子は
「アタシ岩盤浴もう5回も行ったんですよー☆」
という強者ですが、普通のサウナ並に熱いので、あまり長居もできません。

さて、問題は、ひとりで温泉に通って、
どうやって時を過ごすか、ということ。
もちろん、無心にリラックスしたり、思索にふけるのも良いのだけど、
通算3時間を越えたあたりから、飽きてきます。(笑)
茶飲み友達ならぬ、湯浴み友達が欲しい……