9.09.2006

『サマーヌード』clammbon

ほのぼの3人組・クラムボンによる、真心ブラザーズのカバーは
こんなInterludeではじまってしまいます。

あ、ぐっさんここ、ハゲてるー
                   っ、…まじで?
マジマジ。フフ
   
                ちょっと……
かるく円形?
  
        ……かなりガックシなんだけど俺
きず?
  
               いや、わかんない。
          そっか…
…大丈夫なの、もう?
               うん、もう録ってるよ
じゃ、いくぞぉー

そうして始まるのが、
"Lover Album"の6曲目、『サマーヌード』。
原曲は、わりと元気にパンクにびんびん、て感じだけど、
カバーは、素朴に、しっとり、語りかけるように。

のんびりゆったりなレコーディング風景そのままに、
笑い声や雑音も残し、間違えても「このままいっちゃうよ?」と続け、
声とアコギ一本、途中から「ちょっと指パッチンやってみよか」
涼やかなパーカッションを加えて、徐々に揺れが大きくなっていく。

 僕ら今 はしゃぎすぎてる 夏の子供さ
 胸と胸 からまる指

この曲,日比谷野音のライブでは、最後の最後のアンコールだったとか。
客席の真ん中で、浴衣に甚平で、お客も、合唱、号泣だって。
とっておきの曲だということが、3周目ぐらいから、沁みてきます。


実は、クラムボンのデビューシングル『はなればなれ』は
99年に買っていたのでした。(K-MIXで当時かなりかかっていた)
ずっと、キャッチアップはしつつも、遠巻きに眺めていたのが、
Technicoで偶然の"Lover Album"ヘビーローテーション。
(ハナレグミとか、ここらへんが、笹原師匠のお気に入り)
2回連続で耳に残り、曲名を教えてもらった『波よせて』の
次の曲が、この『サマーヌード』なのでした。


こんど18日には、bouNIT vol.4代官山UNIT
ライブを聴いてきます。
ノリよく明るい『サラウンド』なんかも人気だけど、
しっとり系の音にも期待をしながら、待ちわびます。