10.04.2006

社会起業家ネットワークの「ハブ」


※フローレンス公式web「ワッツニュー」に執筆した記事です。
どうもオチがつかないw

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 9月27日、木曜夜の渋谷。公園通りの奥深くにあるETIC.のミーティ
ングルームに、「社会起業家」を共通のキーワードとする40人以上の
人々が集いました。前線で活躍するNPOや会社の代表、社会起業家の卵
として学ぶ学生たち、彼らを支援する人々、記者さん……。彼らの中心
には、二人の人物がいました。フローレンス代表理事の駒崎弘樹と、横
浜市立東山田中学校校長・本城愼之介さんです。
 皆さん、本城さんのお名前は、ニュースなどでご存知でしょうか?
楽天の副社長を辞め、初の民間出身の校長先生として、一躍有名になっ
た方です。駒崎と本城さんは、大学時代(SFC)の先輩後輩。そのご
縁から今回、フローレンスが主催した社会起業家交流会に、特別ゲスト
として参加し、《ベンチャーと一流》の違いについて、1時間のワーク
ショップを開いてくださいました。「ベンチャー」の特徴とは?かたや、
「一流」の特徴とは? 参加者も真剣にワークシートに向き合い、アイ
デアを出し合いながら、最後に見えた答えは《継続性》。また、本題の
他にも、「0.9・1.0・1.1の違い」や、「正解より回答・思考より試行・
成功より成長」という独自の理念など、活動のなかでそのまま活きそう
なお話を、軽妙な受け答えを交えながら、話していただきました。
 実は、駒崎は以前にも、「奈々さんナイト」(『チェンジメーカー』
の著者である渡辺奈々さんを囲む会)と称して、関係の深い社会起業家
を招いた交流会をしたことがありました。しかし今回は、参加者の人数
も多様性も、はるかに成長しました。こうした交流会を開くことで、こ
の場に集まった人と人との間に新たな縁が生まれ、ソーシャルベンチャー
全体が盛り上がっていったらいいな、と、一スタッフとしてわくわくし
ています。
 ますます裾野が広がっていく病児保育事業の展開とともに、フローレ
ンスを中心に、巨大な社会起業家ネットワークができていくかもしれま
せん。興味を持たれた方、ぜひ、次回の交流会には、参加していただき
たいと思っています。